逸失利益の考え方

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交通事故の民事上の責任については事故による症状が明らかにされた場合、本来得る事が出来るはずの給与や収入などは逸失利益として損害賠償請求の範疇に入ります。逸失利益の損害の考え方としては大きく分けて差額説と労働能力喪失説があります。

 

差額説は本来損害や加害行為が無かったとしてあるべき利益の状態と加害行為がなされた現在の利益状況の差を考えます。労働能力喪失説は労働能力喪失期間を損害として現実に収入が失われたどうかは喪失した労働能力の評価を行う為の資料だけであると言う考え方です。

 

現在の裁判実務では逸失利益を算定する場合に減収があったかどうかや昇進や昇給、業務に不利益が生じたかどうか、被害者が後遺症に耐えながら勤務をしているのかどうかなど多くの事案を考慮に入れながら行われます。逸失利益は年間収入額や年相当額に該当等級の労働能力喪失率と後遺障害確定時の年齢の就労可能年数であるライブニッツ係数を乗じた算出額となっています。

 

有職者の場合、事故前の1年間の収入額と後遺障害確定時の年齢に対する年齢別平均給与の年相当額のいずれか高い方を収入額とします。幼児や学生などの場合は全年齢平均給与額の年相当額としています。ただし、58歳以上の人では年齢別平均額が全年齢平均給与額を下回る場合には年平均給与額の年相当額になります。

ピーマン01